下北沢という町。
昨日ですが、友人と東京・下北沢に演劇を見に行ってきました。
先日もその友人と下北沢をぶらぶらしましたが、この街は不思議な町です。
すごい「サブカル臭」がするのです。
町を歩いていても、昔からあるようなたこ焼き屋や古本屋がある一方で、
パンケーキを売りにするお洒落カフェやアジアングッズを取り揃える雑貨まで、
ごっちゃごちゃです。
これだと普通の大きめの町と変わらないような気がしますが、
下北沢は「商売ではなく好きでお店を開きました」という感じがすごく伝わってきます。
お金ももちろん大事だけど、それよりも俺の・私のお店を見てってよ、という情熱が
行く先々のお店から伝わってくるのです。
今回は、そんな下北沢で初鑑賞した演劇についての感想です!
はじめての演劇鑑賞は、地元感満点のシアターで。
演劇は、シアター711で「追憶ベイベー」というコメディを見ました
ちなみに学生の頃の演劇教室を除いて、個人的に行くのは今回が初めて。
事前情報なしで行ったのですが、前売り券だけで座席がほぼ完売という人気公演で、
チケットを持っていない僕たちは当日券列に並ぶことに。
少し待ちましたが、運よくキャンセルが出て入れました。
薄暗く、ヒト二人がようやくすれ違えるくらい狭い廊下を進むと、
そこは200人くらいが入れる劇場がありました。
あまりにぎっちぎちだったので、
演劇ってこんなに人気があるものだったのかとカルチャーショックを受けました。
お客さんの会話からも、常連さんがたくさんいることがうかがえます。
肝心の劇の内容はというと、
「小さな無名画廊で活動している芸術家たちに、チャンスと怪奇現象が同時にやってくる」
といったところ。
アンジャッシュのすれ違い系コメディが基本ですが、登場人物が6人も7人も出てくるので、
勘違いに勘違いが重なりカオス状態。
かなり笑いました。
中盤から後半にかけては、すれ違い要素にタイムスリップ要素を加えた高度な展開に。
シリアス要素にもところどころギャグが挟まれるので、飽きずに見てられます。
舞台が画廊なので個性的なメンバーしかいなく、その掛け合いが面白いです。
チビのナルシストに石マニア、大阪のおばちゃん顔負けの虎顔プリントTシャツお姉さん、
エロオーナーにやたら知識に富んでるたの一般客など。
そもそもすごい複雑な設定のはずなのに、特に訳わからなくなることもありませんでした。
怒涛の複線回収に感嘆しつつ、物語は終幕へ……。
休日の過ごし方に、新たな選択肢。
感想を一言で言えば、とても面白かったです。
たくさん笑いました。
ライブでもそうですけど、生のモノって感動できます。
その場に人にしか体験できないエネルギーみたいなものが感じられます。
文化・芸術的なデートには映画館や美術館があると思いますが、
その2つってあくまでも作られたものをあとから鑑賞するだけなんですよね。
完成はされているけど、息遣いとかその場の雰囲気とかを感じることは難しいです。
一方で、演劇は生で作られる分未完成なところはあるけれど、
それがまた今日瞬間しか出会えない要素でもあり、魅力でもあると感じました。
今回の演劇は当日券で4,000円、上演は2時間でした。
休日を刺激的に過ごしたい人、演劇がおすすめです!
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