その宅飲み、普通じゃない?
5月もすでに半ば。
4月から新たな環境での生活を始めた人も多いだろう。
新しい人と知り合い仲良くなり、もしかしたら
「○○さんの家で飲もうよ!」という展開もあるかもしれない。
でも、「コンビニで買ってきた缶ビールに缶チューハイで乾杯」なんてあまりに普通過ぎだ。
大学生の宅飲みと大して変わらない。
今回は、そんな「大学生の宅飲み」を脱出したい人のために、
バーテンダーとしてアルバイトしていた僕が、ワンランク上の「オトナ」の宅飲みを教えます。
大切な人との宅飲みくらい、ちょっとお洒落に行こう!
1. 準備するもの
準備するものは、以下の写真の通り。
●お酒
・ジン、ウォッカ(GILBEY’S)
それぞれ375mlで600円ほど。コンビニのほか、スーパーでも売っている。
別にジンとウォッカであれば何でもいいので、ビーフィーターズのジンや
スミノフのウォッカでも大丈夫。
●割りもの
・オレンジジュース
・グレープフルーツジュース
この2つは定番。経験的にそんな量は必要がないので、他に割りものがあるのだったら
2~3人なら500mlそれぞれ1本ずつくらいでOK。
大体1本100円強。
・キリンレモン(レモン系の炭酸飲料)
え、と思う人もいるかもしれないが、Barで出てくるような作るのが面倒くさいお酒を
手軽に楽しめてしまう、魔法のジュース。
個人的にキリンレモンがおいしいと思うが、CCレモンでもなんでも代用可能。
最悪、普通のサイダーにレモン汁を入れても大丈夫。
100~150円。
・ソーダ(100円)
・ジンジャーエール(100~150円)
・(あれば)トニックウォーター(100~150円)
●その他
・氷
自宅の製氷皿で作ってもいいし、コンビニで買ってきてもいい。
100~200円。
・レモン汁
ソーダ系の割りもので割る場合、レモン汁を足すと味が引き締まって美味しくなる。
単純にウォッカ+ソーダ+レモン汁とかでも美味しいので、
スパイス的に持っておくと良い感じ。100円。
全部買っても2,000円くらい。
2.作り方
①まず、グラスに氷たっぷり入れる。
②ベースとなるお酒をグラスの3割くらいのところまで入れる。
大体でいいので、はじめは2割くらいの少な目で入れると良い。
これでお酒が弱いと感じたら、次作るときは多めに入れよう。
③割りものとなるジュースをグラス8分目くらいまで注ぐ。
④そしてスプーンとかお箸で軽く混ぜてできあがり!
ね、簡単でしょう?
3.買った材料でいろいろ作ってみよう
上で紹介した材料を組み合わせることで、たくさんのカクテルを作ることができる。
方法も、2.で説明した通り「3割お酒、7割ジュース」だ。
友達や恋人とわいわい楽しみながら、カクテルを作っていこう。
・ウォッカ+オレンジジュース = スクリュードライバー
別名「レディーキラー」と呼ばれるカクテル。
甘くて美味しいが、度数を感じさせないのでついつい飲み過ぎてしまうというカクテル。
・ウォッカ+グレープフルーツジュース = ブルドッグ
別名「テールレス・ドッグ」 または「グレイハウンド」。
グラスの縁に塩をつけると、「ソルティドッグ」というカクテルになる。
そちらも美味しい。
・ジン+キリンレモン = ジン・フィズ
Barでも定番なジン・フィズ。でも正式なレシピで作るとなると、
①ジンとレモン、砂糖をシェイカーでシャカシャカとシェイク
② ①とソーダをグラスに注ぎ、ステアする
という機材的にも技術的にも大変労力を要する。
そこで代わりに使うのがキリンレモンだ。
キリンレモンは炭酸かつ砂糖が入っており、レモン味である。
……おお?
ということで、キリンレモンを使うことでなんちゃってジンフィズを作ることができる。
甘さの中にジンとレモンの爽やかさが加わり、これからの暑くなる季節にぴったりだ。
とても簡単な上に美味しいので、ぜひ試してほしい。
・ジン+ジンジャーエール(+レモン汁) = ジン・バック
ジンはジンジャーエールで割っても美味しい。
甘味と酸味のバランスが取れていて、男女ともに好きな人が多い。
ちなみにジンをウォッカに代えると、モスコミュールになる。
画像ではライムが入っているが、レモンでも問題ない。むしろお家カクテルで気にしたら負けだ。
4.もっと作れる
今回紹介したカクテル以外にもこの材料でいろいろ作ることができる。
表にしたので、ぜひお友達と試してみてはいかがだろうか。
ジン | ウォッカ | |
---|---|---|
オレンジJ | オレンジブロッサム | スクリュードライバー |
グレープフルーツJ | ― | ブルドック |
ソーダ | ※ | ※ |
ジンジャーエール | ジンバック | モス子ミュール |
トニックウォーター | ジントニック | ウォッカトニック |
※レモンやライムジュースを入れるカクテルになります。
計9種類。
それがわずか2,000円足らずで作れるのだから、お家でカクテルはとてもおすすめだ。
しかも、作ってみてわかると思うが、お酒はそんなすぐに無くならない。
割りもののジュースだけ買い足せば、しばらくの間は楽しめるというわけだ。
5.まとめ
僕はこんな飲み会を大学生の時からやってきた。
家でカクテルを作ることの何よりのメリットは、安くつくことではない。楽しいことだ。
材料を並べて、どれにしようか迷いながら選び、「うわー入れすぎちゃったよー」なんて言いながら作る。それだけで十分エンターテイメントだ。
それから、オリジナルカクテルを作ろうなんていう人が出てきて、
適当に数種類お酒を混ぜ、その出来に一喜一憂する。
そんなことはお店ではできない。いわゆる「作る楽しさ」というやつだ。
カクテルは色とりどりでちょっとお洒落だ。
これだけでもいつもと違う「オトナ」な宅飲みを楽しむことができる。
でも。
大切な人と距離を縮め、わいわい一緒にお酒を作りながら時間を過ごせる。
それが、いつもとはちょっと違う「オトナ」の宅飲みなのではないかと思う。
たった2,000円以下で始められるので、ぜひ試してみてはいかがだろうか。
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